令和8年第3回定例会 「建設緑政局」決算審査特別委員会まちづくり分科会
しま:はじめに、8款3項2目連続立体交差事業のうち、JR南武線連続立体交差事業費について、先ほどの質疑とは違った観点で伺ってまいります。はじめに、先ほどの質疑で令和7年度の決算の不用額の主な理由が、国庫補助金の認承減によることなどについて理解しましたが、改めて令和7年度の決算状況及び支出済額の内訳を伺います。
道路整備課担当課長:JR南武線連続立体交差事業についての御質問でございますが、令和7年度の予算現額は60億3,919万9,600 円、支出済額が13億8,716万9,220円、不用額は 36億7,875万8,354円でございます。支出済額の主な内訳といたしましては、公有財産購入費が4億4,457万5,546円、補償補填及び賠償金が5億2,522万873円、また、建物調査などの委託料が3億9,438万5,343円となっております。
しま:次に、第3期実施計画総括評価によると令和7年度時点で、JR南武線連続立体交差に係る用地買収の進捗率は、目標値が25%のところ、実績値が4%で未達となっています。令和8年第1回定例会予算審査特別委員会の答弁では、建物調査の承諾が80件、権利者との契約締結が16件とのことで、先ほどの質疑によりますと、現在までの建物調査の承諾が126件、権利者との契約締結が29件とのことでした。進捗に遅れが出ていますが、今後の取組を伺います。また、第4期実施計画では、明確な成果指標が示されていませんが、今後の目標及び進捗状況について報告の在り方を伺います。
道路整備課担当課長:JR南武線連続立体交差事業についての御質問でございますが、はじめに、今後の取組につきましては、令和11年度の高架化工事着手に向け、更なる用地取得の推進を図るため、引き続き、民間事業者と連携し、権利者の皆様への丁寧な補償説明や、移転先の相談等に対するサポートの強化を図るなど、計画的に進めてまいります。次に、進捗状況等に関する報告につきましては、沿線地域をはじめ多くの市民の皆様の御理解を得ながら、本事業を着実に推進していくことが重要であると考えておりますことから、市ホームページの活用や常任委員会への報告機会を設けるなど、丁寧かつ分かりやすい情報発信に努めてまいります。
しま:毎年度の事業評価に記載されない可能性もありますので、答弁にもありましたが、しっかり委員会等での報告をお願い致します。また、移転先の相談等に対するサポートについては対応状況について様々お声伺っていますので、丁寧にお願い致します。
次に、3月15日に幸区、19日に中原区でオープンハウス型説明会が行われたとのことです。令和8年第1回定例会予算審査特別委員会において、「矢向駅に関する内容等も含めた質問、意見について現地で参考にできる取組」を求め、「横浜市域の矢向駅周辺に関することも含め、丁寧に説明してまいります」との答弁でした。開催状況及び寄せられた質問や意見について具体的に伺います。
道路整備課担当課長:JR南武線連続立体交差事業についての御質問でございますが、オープンハウス型説明会につきましては、本年3月1 5日に幸区の旧新川崎・鹿島田駅周辺整備事務所、19日に中原区の中原市民館で開催したものでございまして、来場者につきましては、2会場の合計で約190名でございました。来場者からは、事業スケジュール、高架橋の高さ、高架化後の騒音のほか、鹿島田駅のペデストリアンデッキ、横浜市域である矢向駅周辺の立体交差化に関することなど、 様々な質問等がございました。いただいた質問につきましては、職員から丁寧に説明するとともに、新たな取組といたしまして、これまでのオープンハウス型説明会での主な質問及び回答等を会場で紹介するなど、参加者の方々に広く共有したところでございます。
しま:対応いただき、ありがとうございました。来場者から矢向駅周辺の立体交差化の質問もあったとのことでした。進展がなかなか無いとのことで今回は質問はしませんでしたが、横浜市「市民の声」にも、また新たに同時完成を求める要望が寄せられていたり、引き続き、地域からも要望の声をいただいておりますので、継続したはたらきかけを今後とも宜しくお願い致します。着実に本事業を遂行していただくことを要望しまして次の質問に移ります。
しま:次に、8款8項1目公園緑地施設費のうち、大小公園整備事業費について伺います。はじめに、令和7年度の決算状況と取組状況を伺います。
みどりの保全整備課長:大小公園整備事業費についての御質問でございますが、大小公園整備事業費の令和7年度の支出済額につきましては、5,541万6,900円でございます。主な事業内容につきましては、中原区橋場公園の改修に向けた基本設計業務委託や、多摩区稲田公園の再整備に向けた調査業務委託、宮前区西長沢公園の防球フェンス設置工事等を行ったところでございます。
しま:次に、関連して公園の維持管理についてです。第3期実施計画総括評価において、公園緑地の整備・管理状況についての満足度の成果指標は、達成率が94.⒌%となり未達でした。第4期実施計画では、公園緑地の利用頻度が成果指標として設定され、引き続き、魅力ある公園づくりが求められます。例えば、町内会など地域の方々によって開催される盆踊りや地域のお祭りなども、多くの人が訪れ、地域コミュニティを形成する重要な場となっています。一方で、近年、夏季の猛暑の影響で、ほとんどの地域で、お祭りなどの地域行事が初夏や秋に変更され、時期の変更に伴い、降雨の影響を受ける機会も増え、雨天後に園地に水たまりやぬかるみが残り、行事開催に加え、準備や片付けに支障を来す公園もあると仄聞します。公園の水捌け改善など、要望に応じ、積極的に取り組むべきと考えますが、見解と対応を伺います。
みどりの保全整備課担当課長:みどりの保全整備課担当課長:公園の水はけについての御質問でございますが、降雨によって、公園の広場などに長時間にわたり水たまりやぬかるみが残ることは、日常利用に加え、お祭りなどの地域行事に支障を来す場合があることから、利用状況や広場の状況等を踏まえながら、適切に対応していく必要があると考えており、個々の公園の状態に応じて、側溝の清掃、広場の不陸整正、舗装材の補充等を行っているところでございます。今後につきましても、公園利用や地域行事への影響を踏まえ、適切に維持管理を行ってまいります。
しま:地域の皆さんはボランティアで地域のためにコミュニティづくりなど進めています。ぜひ公園利用や地域行事への影響を踏まえた維持管理とともに、暑さや雨など、気象状況の影響など、状況も変わっておりますので、そういったことも踏まえた次年度の予算対応もご検討いただきたいと思います。宜しくお願い致します。次に、公園設備のうち、あずまやの補修についてです。前定例会で「適切に補修等を実施していく」と他の議員に答弁されており、私も毎年のように、地域の声を伝えておりましたので、ぜひ進めていただきたく思いますが、現在の対応状況及び今後のスケジュールを伺います。
みどりの保全整備課担当課長:公園の四阿についての御質問でございますが、補修が必要な四阿は5基ございまして、そのうち、1基については、本年8月に補修工事が完了し、2基については、本年度中の補修等の実施に向けて調整を行っているところでございます。また、残り2基につきましては、寒冷紗を設置するなど暫定的な対応を行いながら、令和9年度以降に順次、補修を行う予定でございます。
しま:8月に1基、補修工事が完了したとのことで、ご対応ありがとうございました。私も現地を確認させていただき、大変立派なあずまやで、周辺住民も喜んでいました。近所に未補修なものもありますので、引き続き、着実な補修をお願い致します。
しま:次に、8款8項3目多摩川施策推進費のうち、多摩川プラン推進事業費及び多摩川プラン整備事業費について伺います。はじめに、令和7年度の決算状況と取組状況を伺います。
みどり・多摩川事業推進課長:多摩川プラン推進事業費及び多摩川プラン整備事業費についての御質問でございますが、令和7年度の支出済額につきましては、多摩川プラン推進事業費が365万2,321円、多摩川プラン整備事業費が4,945万3,943円でございます。主な取組内容といたしましては、多摩川プラン推進事業については、川崎市新多摩川プラン改定に向けた検討や、多摩川プラン推進会議の運営等を行っており、多摩川プラン整備事業については、かわさき多摩川ふれあいロードの拡幅工事、パークボール場のユニットハウス設置等を行ったところでございます。
しま:次に、主な取組内容として答弁にありました、令和7年度第2回川崎市多摩川プラン推進会議では、議事として「多摩川の利用に関するアンケート結果及びトイレの快適化」があり、議事録には、委員から「多様な利用形態を踏まえたトイレ整備が進むことを期待する」との意見がありました。多摩川のトイレ整備の進捗状況及びどのような機能のトイレが整備されるのか具体的に伺います。
みどりの保全整備課担当課長:多摩川河川敷のトイレについての御質問でございますが、本市が占用している多摩川河川敷におけるトイレ整備の進捗状況につきましては、丸子橋地区及び上丸子天神町地区のトイレ整備工事の契約を、本年8月に締結したところでございます。また、二子橋周辺エリアについては、来年度の整備を予定しているため、今年度は整備位置や整備内容等を検討するための委託の発注を予定しているところでございます。今年度は、男子トイレ1棟、女子トイレ1棟、男女別トイレ3棟、バリアフリートイレ1棟、の計6棟の整備を予定しているところでございまして、バリアフリートイレ内には簡易的なオストメイト機能として、しびん洗浄水洗、乳幼児用設備として、ベビーチェア及びベビーシートの設置を予定しているところでございます。
しま:ありがとうございます。引き続き、様々な人が使いやすいトイレの整備をお願いします。また、同会議では、「4年間かけて整備していく計画は便利になる場所がある一方で整備が遅れる場所との差が出てしまう。可能なら期間を短縮するなど、進め方に工夫ができないか」との意見もありましたので、例えば、かわさき多摩川マラソンが第40回を迎える令和10年度までにできる限り整備を進めることなどの検討を要望しておきます。次に、同会議では、令和8年2月に変更された「多摩川水系河川整備計画」への言及がありました。本市域内においても、今後、堤防の整備や河道掘削などが行われるとのことです。また、本整備計画を見ると、「堤防の拡幅によって、関連施設に影響のおそれがある場合には、関係機関と調整の上、整備を行う。」「河道掘削によって、既存の高水敷利用への影響のおそれがある場合には、必要に応じて利用調整を行う。」と記載されています。地域事情を踏まえた、国との丁寧な調整を望みますが、現状及び今後の対応を伺います。
企画課長:「多摩川水系河川整備計画」についての御質問でございますが、国との調整につきましては、本市はこれまでも、国や流域自治体等で構成する多摩川流域協議会において、「多摩川水系流域治水プロジェクト」に基づく取組を進める中で、治水対策や河川環境に関する情報共有、意見交換を行いながら、連携を図ってきたところでございます。また、本市では現在、気候変動の影響を踏まえた総合的な雨水対策の推進に向け、有識者や国・県の関係機関にも御参加いただいている「川崎市雨水対策検討委員会」において、「川崎市雨水対策基本方針」の策定に向けた検討を進めており、その検討を通じて国や県と連携を図っているところでございます。今後につきましては、本市の新多摩川プランの改定も予定しておりますことから、多摩川緑地やスポーツ施設等の利用状況をはじめとした地域特性を十分踏まえながら、治水安全度の向上と多摩川空間の利活用との両立が図られるよう、様々な機会を活用し、国と丁寧な協議・調整を行ってまいります。
しま:本市は限られた市域で、河川敷は重要な緑地、又は、スポーツ施設でありますので、地域特性を十分踏まえた丁寧な協議・調整をぜひお願い致します。次に、新多摩川プラン改定にあたっての意見聴取についてです。5月21日まちづくり委員会では、「構想の段階から市民意見を広く募り、次期プランへ反映する」「令和8年度中に改定素案を作成する」ことなどが示されました。議会一般質問などを通して、これまで、地域住民や利用団体等を含め、丁寧な意見聴取を求め、「広く市民の皆さまや、関係団体等からもご意見をいただけるよう意見聴取について検討していく」との答弁でした。今後の取組について具体的に伺います。
みどり・多摩川事業推進課担当課長:新多摩川プラン改定についての御質問でございますが、新多摩川プランの改定に向けた市民意見の聴取につきましては、今年度、郵送による市民アンケートを実施し、広く市民の皆様から御意見を伺う予定でございまして、あわせて、9月から10月に開催される丸子や登戸、六郷で行われる渡しまつりの他、見晴らし公園周辺でのイベントなど、多摩川に関連するイベントにおきまして、子どもを対象としたアンケートを実施する予定でございます。今後も、多様な世代の意見把握に努める他、関係団体等への意見聴取も行うなど、多摩川を利用される幅広い方々の御意見を伺いながら、プラン改定の検討を進めてまいります。
しま:ありがとうございます。市民アンケート、イベント、関係団体等へのヒアリングなど幅広く行っていくとのことですので着実にお願いいたします。また、イベントについては天候が心配でありますので、中止になってしまった場合についてもご検討いただければと思います。最後に意見要望です。ひとつ前の地域の公園や、この多摩川河川敷では、地域の方々による地域行事や、子どもたちのスポーツなどを通した健全育成、高齢者の方々の健康増進など、多くの人が自発的、ボランティアで活動されています。先日の全天候型のあそび場のまちづくり委員会の報告時でも要望しましたが、新しい事業も理解はするものの、しっかりこういった地域の方々の活動がしやすい環境づくりというのも、より一層大事に事業運営をしていただくことを強く要望いたしまして、質問を終わります。


